いお/
ゆるこ
はるか彼方
静かな白の中で
円盤みたいに
私たち回ってる
ほしが生まれて、
呼吸を辞めるまで
影が夢をみはじめる
じゅくじゅくと、薫り始める
いお、四つ子のなかで
小さくまるまるきみは
たくさんの異音を含んだ
優しい魂
いお、小さな瞳
微弱な存在意義を
その光で抱き締めて
静かに、静かに溶けていく
はるか頭上で輝く
やさしいプラズマ
プラシ━ボ
ちいさなわたしたちを
(新たな可能性で)
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