純粋正義への架橋16/チャオ
る。がしかし、それは誰によってさえも等しく同じものはなく、ましてや永遠と続く物語を奏でるのだ。
記号という魔力の中で、人は対抗し、そして自分という人を構築していく。そのとき、僕らは、すべての者が天才でなくともいいと悟るのだ。僕らは人でさえあればいい。
人は人を超えてこそ人になる。
限界を払拭し、限界を作る。それが力そのものであるにもかかわらず、真理とは言い切れない。だが、その両義性を同時に言い表すことが可能ならば、僕はすべての物語を終結する力を持つことができるだろうb。
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