八月の絶唱/飛鳥 彰
 
をふるわせて
今を限りといのち果つるまで


詩人(うたびと)は夏の夜空に
ふりそそぐ流星群を
金のしらべに


天座より流星群のふるごとく
はやてのつばさ
舞い降りきたる


うるわしの
金星(ヴィーナス)空にかがやけば
何はなくともめでたかりけり


宇宙(そら)の海
航海やする うつし世の
詩人(うたびと)独り勇者のごとくに


花火より愉しきことありこの夏は
choriのライブを
誰か知らざる


いざやゆけ
いざや来てみよ
八月の八日はchoriのファイナルライブ


キミや知る
京の都に聞こえたる

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