夢枕/yoyo
涙にぬれた街角や草木の生える路地裏で
煙草をふかし帰宅する
わが道は遠くにあるけどつかめると
祈りは遠く何百光年の彼方にあって
叶うものと信じているが
星空みえない都会の空の下にて思う
誰の為の生きる訳でもなくて
生かされているからこそ多難がある
苦労すればこそ輝ける未来を夢みる
枕元には携帯と本の山が築いてあって
寝付けないときには
ガラス窓をあけて仰ぎみる夜空
秋の気配のする頃は
大抵台風が訪れるけれど
それが恵みの雨となりうることもあり
近眼の目に1等星だけみえて
祈りを託して布団をかぶる
宵のうちに正夢をみて跳ね起きて
起きれば陽光と朝露がきらきらし
本当に叶うこともあるだろうと
信じて進む希望の道
戻る 編 削 Point(3)