シロツメクサ/湖月
あなたがくれた幸福は
とても優しく はかない
幸せの記憶よりも
一つの約束に固執する私は
あなたのくれる幸せよりも約束の方が大切でした
いまでもあの約束はわたしの支え。
あなたのなかにまだそれは存在してる?
すれ違って、それでも触れ合おうと消耗する言葉は
どうすれば またあなたに届くのか
春になればすべて上手くいくなんて私の思い込みでしかない。
四葉のクローバーなんていらないから。
あなたの足元にある三葉でいいの
わたしにとって
あなたとの約束がこれからも唯一であるように
その足で踏み付けないで
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