夢の時計台/
小川 葉
誰も知らない
丘の上に
時計台があった
誰も知らないから
動いても
止まっても
知らないのに
時計台は
時を刻み続けた
真夜中
僕らが見てる
夢の時を
正確に
刻んでいたのだ
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