あたたかい手/ゆず
 
生きているのが辛い
でも死ぬのは怖い
君を、想えなくなってしまう

わたしがどれだけ泣き叫んだところで
世界は何一つ変わらない
世界は変わってくれない
そんなことを考えることさえ
意味がない

だけど君が、いるから
こんな世界でもわたしは
生きるために必死でもがく

時には汚いものを見て
時には醜いすがたを晒して

それでも、すがりついていたいんです
君のそのあたたかい手に
どんなに辛くて苦しくて淋しくても
君のそのまぶしいくらいに綺麗な、きれいな
笑顔、に
すくってもらえるのなら

わたしの世界は
満たされるから

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