夏の鋭角/Rin.
 
語れぬバスタブに溶かして君の影にまたなる

  僕はきみ、君は誰とかいう人と背中あわせる鋭角の夏



■〜Call squall〜■


  2秒前の実存さえもかき消してsquall濡れた身体だけ在る


  手のひらで雨滴は叫びを露呈する。流れないのは昨日の視線


  白昼夢、醒めて終われる世界なら二人笑って壊したろうか


  Thunder君の翼のなかった肩越しに見ていた空虚と孤独な銀河


  銃声音それでも奪えぬのはソウル銀にサヨナラ砕け散っても


  楽園で何を祈っていたなんて思い出せない手のひらの雨


  「抱キシメテ」をソーダの瓶に詰め込んでcrash!!そんなお前のままで


  散る銀に触れたら醒める世界なら壊しただろう手のひらに 雨


  愛なんてたやすい言葉が欲しいなら涙でなくてsquallを呼べ

                   


      

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