太陽の花/
P.B.
君が僕を揺らして止まぬ
陽炎が滲む午後
風と木々が触れ合う度に
君に想いを寄せる
駆け抜けて夏の鼓動 まだずっと速くなって
待ちわびる君の影を 目を閉じて声を洩らす
空色には届かぬ日々を
記憶の海に沈め
夏の光に飲み込まれたなら
君に世界を紡ぐ
鳴り止まぬ夏の鼓動 もう何もそらさないさ
追いかけて君の影を この手をそっと伸ばす
静かに燃える太陽の花
僕に何を歌う
躊躇いもなく飽くこともなく
僕は君を歌う
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