街/
皆月 零胤
僕は
街へと
向かう
街
は
今日も 僕を
飲み込み
迷わせ
クタクタ に
して
そして
吐 き 出 す
*
街
に ひとり
ずつ
消されてゆく
気付かないうちに
ゆっ
くり
と
そして
やがて
街
は 僕さえも
消
し
て しまうのだろう
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