スノーフレーク/
星月冬灯
青い瞳は
どこまでも真っすぐで
思わず眼をそらしてしまうほど
澄んで瑞々しい
その瞳に
私はいつの間にか
捕らわれている
真白なワンピースに
赤い口紅
にこやかな微笑みは
どこまでも純潔で
貴女は泣きたくなるほど
美しいから
私はとても苦しい
このスノーフレークを
窓辺に置いたら
貴女は
私だと気付くかしら
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