夢色透明/
yoyo
白いキャンパスに陽炎を描いた
夏は容赦なく照り付けて
心の内側に晴れはないのだけれど
黒いものはみんな空気と同化させた
あたしは潔白
いやそれよりもずっと澄んでいた
幼き日の夏は
戻る
編
削
Point
(3)