ほねばった膣/詩集ただよう
 
ハルオは女の眼球をぐぬりとえぐり出した。ぶちゅり、ぐちゅり、じゅぽ。その音と指先の温かさに快感が重なった。鳴き喚き逃げ惑う女を高揚感と羞恥心の中、ただただ見つめていた。 ハルオは自分の瞳がえぐられそこからとろとろと血液が流れるのを想像し、得も云えぬオルガズムに達した。温い眼球を人指し指の爪で何度もひっかき、茹で卵を扱うように手に包み込んだ。それを見て発狂した女を眺め、笑った。そのとき確かにハルオの瞳孔が強く開いた。女のどろりとした眼窩にペニスを突き刺し、その中で射精した。女の目から精液がとろりと溢れた。
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