猫爬虫類の羽毛布団/詩集ただよう
 
が座っていた。何度も換えてパパと泣きじゃっくりを止められない胎児は全員チアノーゼを起こしていた。目が縫い潰れていた。微笑いながら近付いてきた胎児らが首に巻き付いてきて、ホルマリンの臭いがきつかった。目眩し始めたから、説明書を胎児に渡してリセットを押した。」

神様が二人以上いると猫の話にぞっとしたペンギンが、私は三ツ混ぜの神様になりたくないと言ってなかなか派出所を出て来ない。そこに居たまま、泳げない翼に喜んだ彼の体温が段々と変わりやすくなった。湿り出した嘴を拭こうと、ふさふさした赤紫に剥き出した焦茶の鼻を拭った羽。軒先ではおやすみなさいが挨拶だった。

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