履歴書に対しできること/プテラノドン
開店前の7時、
スーパーマーケットの駐車場に車を止めて
日曜日のハンドルを握りながら友人を待っている。
自動販売機から戻ってくる友人に、
おはようのかわりに足かけをしたもう一人の友人は、
数年前に買った、百円ショップのサングラスをかけていて、
「外人みたいだろ」とまた同じことを言っている。
フレームからはみ出る顔色は万事酔っ払っているし、
徹夜明けの俺の頭の中では、もう、
メインレースは20回は走ったというけれど、
そんなんじゃゴールまでたどり着けないだろ
と、競馬場に向かう間も酒を飲んでたけれど、
結局はゴールなんかいらねえんだよなと
帰り道に寄った岩槻かどっかのドライ
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