そうやって/ウデラコウ
そうやって 君はさぁ
またいつものように 情けない声で 怒り出して
仕方ないだろって
ぐずる僕をただただ
叱って 叱って 叱って
僕の話なんて 聞きもせずに
ああまた その結論にいくんだろう
僕だってもう そこまで バカじゃあないから
くだらない無限ループの一歩手前で
結局 そうなんだな 君は って
諦めるんだ
ああ もういいよ もういいよ
そのまんまで
お金もない
時間もない
身長もない
それで いいじゃあないか
別に 僕
君に 何かしてほしくって
ゆったんじゃあないんだよ
周りが あんまりにも 幸せそうで
周りが あ
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