星/
 
見上げた空の星は近いようで 遠くて
手を伸ばせば掴めそうで でも掴めなくて
何度も手を伸ばしても 掴めないのに
伸ばしてしまう
 「もし」 「いつか」

あきらめられない夢のように
そこにあって でも掴めない存在
だから 夢なのか
 必死に手を伸ばして ジャンプして
 「もし」 「いつか」

見上げた空の星は近いようで 遠くて
手を伸ばせば掴めそうで でも掴めなくて
でもあきらめきれなくて 

あきらめたつもりで他の仕事に没頭しても
ふと頭と過ぎる 残像と小さな胸の疼き

手を伸ばすことに疲れて 
 
そこにあって あるのに
変わったのは自分で 
 「
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