季節はずれ、雪/
テルテル坊主
季節はずれ
心に雪が降る
街灯に照らされて
輝くはダイヤモンドダスト
煌く粒は
儚さを導く
あぁ幻想
積りだす雪に
きたきつねの足跡だけ残る
ダイヤモンドダストは音を奪い
悲しいかな
慕情に陥る
漂うは切なさ
浮かび上がるは愛しさ
夜はふけて
誰も思えない
心に雪の白さが残る
虚無
真白
凍りつく
凍てつく
焦りも悲しさも消えた瞳み
ただ流れる涙
止まる事を知る事が出来ないそれ
暖かさ
此処に残る
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