着信履歴はもう二度と/緋乃村燿介
 
短い夢でした。

幸せな日々は、いつも夢のように醒めてしまいます。

それでも、楽しいと言える日々でした。

だからせめて、ありがとうと言わせてください。

あなたの携帯には

二度と私の着信履歴を残すことは無いでしょうから……

それじゃあ、さよなら。
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