青空/udegeuneru
 
イリアム州から500万キロメートル
病院の地上6階のベッドの上から
みんなとおなじ
皮肉な笑みをうかべて
みんなとおなじさ
Im just暇さ

画面の中の意味不明な闘いを覗きこむ
最高にどうでもいい
だけど、
頭んなかの意味不明な闘いは終わらない

カーテンをシャッと閉める家族
家族バリヤー
窓の外は青空

役柄で坊主頭にした若い俳優について
「ヅラで良かったのに」とコメントする家族の娘。



俺もそう思う。


ケータイのボタンをにちにち打つ
現代詩フォーラムに送信

電波は祈りとなり、
蜘蛛の巣を這うように機械が愛を語り始めた。






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