約束/
三上山一己
夢を見ていました
それは鉄道の歌
乗客のざわめき
僕はひとりで
渦巻く雑音の中心で
サンドイッチを食べたのです
夢から覚めると
家のベット
約束の時間はもう過ぎていました
まどろむ僕と
僕の鉄道
室内に漂う香りは
夏の風のコロン
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