海へ (ただ受け入れる)/
kauzak
風に吹かれ髪がひるがえる
ただ、風を受け入れる
きらめく波頭が目を奪う
ただ、光を受け入れる
潮騒と木々のざわめきが耳に届く
ただ、音を受け入れる
僕はいまここにいる
ただ、そのことを受け入れる
受け入れる
理屈はいらない
感情もいらない
ただ受け入れよう
これから先を生き抜くために
ありのままを
受け入れよう
やわらかな陽射しの中
ただ、ぬくもりを受け入れる
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