空に星が綺麗/
木屋 亞万
へ
染み込んでいく
世界中の島という島に
住む人たちが
一緒に空を見ていて
同じ流れ星に
心を奪われていく
幻想に
微笑えんで
世界が終わってしまうのではないか
と不安になるほどの
一体感を覚えた
安らぎの余韻
忘れられないまま
眠ってしまうまで
空を見ている
幼い闇のなか
あどけない流星を見た
人間の知らない風景と
すれ違ったような
夢を見て
眠る
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