ビターチョコレート/相良ゆう
 
生まれたときからいっしょだった
イヌが死んでしまった

老衰だった
学校から帰ってくるまでもたない
そう言われていたけれど
最期にほんの少しだけ私の目をみて
安心したのか眠るように逝った



おイヌさん ねむっちゃったの?



まだちいさい妹には
何が起こったのかわからないみたいで
起きないねと頭を撫でていた




いっしょうけんめい
あなたの帰りを待っていてくれたんだね



そう母に言われて
いままで我慢してきたものが
いっきに溢れだした


埋葬しているときも
一時も止まることなく
部屋に戻ってから
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