真夏のスノー/
モリマサ公
情がいっせいに草原の草のようにそよぎだし
吹いている風すら自分の責任?みたく思い込むこどもたちの群れが
光の中を走ってる
そっかーこのことだったんだー
うでをのばしてばらばらに
がけのふちから
飛びたっていく
きもちわるい
きもちわるい
孤独な太陽の下でどんな細い枝にも付着する
逆光ではいいろのスノー
なんだろうこのつまさきの浮遊感
なんだろう
きもちわるー
つーか
なんだろうこの失われていく感覚
なんだろう
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