【僭称された記憶】/檻野楴人
 




抱きしめるたびに、マチガエテ



愛を語るごとに、ウソヲツキ



ほんとうにあったのは、孤独感と利己心とくたびれた背中(からだ)





ウエッティ、キミは綺麗な魂でありつづけるのか



ウエッティ、泣かないでくれ もうどうにもならないから



ウエッティ、しめった魂の集束体でさえも



ボクを呼ぶ、悲しい慣習があるのだとしたら

















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