白くて四角い丸い紙/さかまき
 
不安感を感じたくなく

鮮やかな絵を描きたいけど
見ている景色はモノクロームの化学的構造物
理解

感じるものはノイズで、ハンギングしていて
耳鳴りが神経帯域を奇妙しくしている
整調機をブチこんで、
モノクロームの鮮明に色はないから

空もなく

一時しのぎのランドスケープを百年見ている

ダイバーシティは回帰せず
弱肉も冷凍されて港に
有効に

回帰しない毒は反転した意味で救いだと思うから、
一色も色と思え
と叫んで、
鉛筆画を描けと、
ラスコーなんか覚えてる訳ないし、
ローマの鮮色にも想いを馳せない

勤勉に怠けるしか、ないじゃん
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