挿でょ/
十二支蝶
粒の中に私にいるときに夜と夕日でやいたんですよ
内臓なんてやっていないですよ打たないですよ
やったんですよあの脂と割れる時に
女浴まみれに 足を握って 緑色の繋いだ糸で
淡白で青白い感覚で鈍りそうなこの滑りの辺りで
千回の人間が傾く真正面をみえないみえない
悪の脂でやっと燃え出さぬ しかしそれをみて
淡白で青白い感覚で鈍りそうなこの滑りの辺りで
女浴まみれに 繋いだ糸で 羽根を 描く
一番脱いだ地毛を 地毛を 地毛を
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