Muから貴女様へ/マツモト
空間と空間の境目は見えないものでして
本当はいくつもの立方体によって作られているであろう
この空間も
1つの大きな立方体として展開されていくのでございます
そのいくつもの立方体も いくつものいくつもの
所詮は立方体なのですが、たまに
ごく まれに
正三角形が偶数個、存在していると言えば
なんとなくドロップは溶けてゆくのでは
解けてゆくのでは 説いてゆけるのでは
ないのでしょうか
しかし 立方体の境目が見えないから離れていると
判断して善いものでは無く
見えているのだ、といくら言い張っても
隙間は無いのであーる!とは言えないもので
ところどころに 隙間を持ち
レモンの紅茶は流れてゆくのでございます
つまりブラックホールの先にあるのは「無」では無く
「Mu大陸」でも無く
つまりは大量の手紙と紅茶の海が広がるばかりで
まとめて言うのなら つまりは貴女様からの返事が来ないので
寂しいなーと思う私の事でございます。
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