ペンキをぬるまいにち/つばくらめ
 
ぼくはいま
たいいくかんのぜんぽうの
ぶたいがぜんぶかくれるほどの
しろいきゃんばすのまえにいる

きみはみぎてにきいろいペンキ
ぼくはひだりにぼくのペンキ
きみのペンキがこをえがく
ぼくがあとからおいかける
せんのとちゅうがかさなった
ぼくがちょっとおいこすと
いやないろがだらりとたれた

しろいぶぶんがこわいから
ぼくはペンキをぬりたくる
しずかなしろにすいこまれそう
どこをぬったかもわからない
なにいろなのかもわからない
しろいぶぶんがこわいから
ぼくはペンキをぬりたくる

きみはいっぽとはんぽさがって
ぼくのことをまがおでみてる
みぎてにペンキ
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