僕の家の前の道が学校に直通しているという事実。/青木龍一郎
 
達が消えた街をトボトボをふらついている。


たまに、僕のほかにも学校に無視された奴が居て、でも、僕らは互いを無視する。
テレパシーを送る。

「お前もニンジンか」






僕が学校の校門の前に立てば、公舎の窓から、食べられた奴らが顔を出す。
楽しそうにこっちを見つめる。
そしてこう叫ぶ。

「やいやい、不登校の青木龍一郎!お前はそこで何をしているんだ。
 このフカフカのソファの上で寝られないなんてかわいそうな奴だ。
 俺ら子供。俺ら子供。よだれ垂らして笑ってられる子供。
 この学校という名の監獄という名の天国の中で俺達はキスをしている。
 男女構わず
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