君にぶつかっていく/もこもこわたあめ
も
君にぶつかっていく 二人の距離が離れてしまうとしても
じっと見つめる 携帯の液晶
じっと見つめる ボタンを押す親指の行方
じっと見つめる 黄色い三日月に腰掛ける君を
いつも変わらない
3コール目の「はい、もしもし」三日ぶりに聞いた 君の声
声からでもわかる 君の今にも泣き出しそうな心の願いと叫び
けれど
いつもの天邪鬼(ぼく)と意地っ張り(きみ)が邪魔をして 君との無言の間が
ただただ続いてる
バツの悪い子供のようにどちらも切り出さぬまま
永遠に続きそうな天邪鬼(ぼく)と意地っ張り(きみ) 二人の時間
君にぶつかっていった 僕のすべての気持ちを込めて
ひとつだけ
・・・・・・・・「My Dear」・・・・・・
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