内水面の釣り場と詩/北村 守通
 
初めての釣り場に行くときには、はちきれんばかりの期待感の裏側に、喉元に
つっかえてまとわりつくタンの様な不安感が頭のどこかに鎮座する。
特に淡水域での釣りではそれが如実に現れる。どこから入ったらいいのだろうか?
求める対象魚は居るのだろうか?自分の持っていく道具が地形にしっかりと適合
するのだろうか?魚はどんな所についているのだろうか?人が大勢訪れる場所では
ないだろうか?等。結果的にはその不安が的中し、趣味であるはずの釣りが私を
益々鬱な状態に陥れていくことが多い。
実際、日本の釣り人口というものはかなりのもので(正確な数量は把握してません
ごめんなさい)、特に内水面の釣りにおい
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