第2章 変わったお友達/箱犬
 
ません。


『あぁ、何で僕の足はカプラのように長く綺麗じゃないんだろう』


やっぱりブックルック・ペンシルバッカス・リトル・ランブルフィッシュはどこまでもブックルック・ペンシル

バッカス・リトル・ランブルフィッシュなのです。その口から小さくつぶやいた言葉を誰にも聞かれないように

手で蓋をしてあたりを見回すと、みんなはとっくに広場の真ん中にあるうず高いを見たままあんぐりと口を空け

てぼんやりしています。


くるくるでふわふわした髪が肩まで伸びた女の子、フロゥライも猫のような緑色の瞳を大きく開けて見つめて

いたし、大きなめがねをかけたとび色の髪の男の子、
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