責任転換/Izm
 
 
真夜中に電気を消して
テレビの明かりだけで見渡す
この薄暗い部屋は
あたしの不安を増して
慣れることもない

この先の光を信じるなんて
不器用なあたしには望めない

だから夢を見ていたいのよ
嫌な世の事件を横目に。

灰皿は埋まるばかり
きっと この肺は真っ黒で
あたしにはお似合いだけど
あなたには死んで欲しくない

ねぇ
矛盾すら愛して
包み込む勇気はある?


幼きあたしが愛した街は
もう変わったみたいだけど、
これからを拒んだって
進んで行くんだよ...ね。

戻れないことを嘆いてたって
虚しさに襲われて
でも それは弱さ以上に
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