責任転換/Izm
真夜中に電気を消して
テレビの明かりだけで見渡す
この薄暗い部屋は
あたしの不安を増して
慣れることもない
この先の光を信じるなんて
不器用なあたしには望めない
だから夢を見ていたいのよ
嫌な世の事件を横目に。
灰皿は埋まるばかり
きっと この肺は真っ黒で
あたしにはお似合いだけど
あなたには死んで欲しくない
ねぇ
矛盾すら愛して
包み込む勇気はある?
幼きあたしが愛した街は
もう変わったみたいだけど、
これからを拒んだって
進んで行くんだよ...ね。
戻れないことを嘆いてたって
虚しさに襲われて
でも それは弱さ以上に
[次のページ]
戻る 編 削 Point(6)