青天白日/yoyo
夏の日差しがあたしの肉体を削いでいきます
決して痩せるわけでもなく、潤いを蒸発させていくのです
それはあたしだけではなく、すべての老若男女に恵みを与え代償にするのです
天と地が別れた日は、何億光年の彼方だけが知っているはずです
だから、あたしは心の躊躇い傷をわざと空にみせつけています
宇宙からみれば他愛のない濁点よりも遥かに小さな膿なのですから
また、海が生まれる日に細胞分裂がはじまり、
末期の患者のように生死の意味をつきつけるのです
晴天の日に仰ぎ見ることのはの群れを抱きしめて
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