「海に行きたいと思うとき」/
ベンジャミン
るで空と海の色みたいだと
そう思えるほど美しい
一日だった
「また連れてきてね」ってあまえた声で
潮風に吹かれている
君がいた
「わかったよ」って僕が言うと
まだ乾いていないスカートを
ひらひらさせている
君がいた
空と海と君が
おなじ青だと思えるほどの
眩しい思い出
きっと思い出すたびに
海の匂いを感じるだろうと思う
僕がいた
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