つなぎめ/知風
 
どっからどこまでか 知らない

超えた瞬間に もう日曜日はない


アムステルダムで 迷い子になる

片言挨拶の片隅に ちいさく覚えるアレ


ソレもまた 頭蓋骨の二階で

掻き傷だらけの レフトウィングを迫撃


思い出せない単語

聞き取れないその声


明日のパンさえないかも

昨日の僕が嫌になるかも


気づけば赤い手帳には

僕と違う顔が 描かれているかも

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