フライフィッシングと詩/北村 守通
自分は多趣味すぎると思う。
釣り、釣具の製作、合唱、水泳、料理、読書、文章を書く、モデルガンにガスガン、パチスロ…幾つか休止しているものはあるものの、よくぞこんなにあちらこちらに手を出しているものだと我ながら嫌になってくる。
この中の『釣り』についても、魚種や釣り方に的が絞られていれば良いのだが、あいにく何にでも興味を示してしまう私はありとあらゆる釣り方に手を出してしまっている。
そんな釣り方の中でも特に自分の心を掴んでしまっているものに『フライフィッシング』という釣り方がある。釣り鉤に鳥獣の毛を巻いて作った『フライ(毛鉤)』を専用のタックル(道具)でキャストし(投げこみ)主に鮭鱒の類の魚を
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