rain man/maynard
なぜか多くの人が
血も流れないのに怪訝そうな顔をする
雨降りのような男
どういう訳かほとんどの人が
怖くも無いのに目をそむける
梅雨入りのような男
彼は雨の日が嫌いだ
ましてや梅雨などもってのほかだ
でもいつの日も只中にいたんだ
彼女は雨の日が嫌いだった
でも彼女からはすぐにシトシトと降り出して
彼の心に水溜りを作ったのだ
いつしか水溜りはダムほどになっただろうか
彼女は晴れの日を求めて去っていってしまった
雨降りのような男
今日も湿っているんだ
梅雨入りのような男
今日も憂鬱なんだ
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