白い星達/砂木
以下略とかかれた中に
コトコトゆれながら
姿をととのえて
目線を前に向ける
遠くからくるものの予報と
今から行われる今日は
ゴールの前に立たせながら
端から走れと耳打ち
涼しい空より美人な
昨日という罪な彼女
悪いけど そこでみていて
スタートする
灯りにぼんやり生息する
暗さを飼っている部屋に
り り と
羽をこすって歌いにいくから
朝だけのものにはなれない
まみれていない時が予鈴の後にある
肩をつかむ つけられた名前
花壇を横切る
風と 違っているうちに
届いた いい匂い
晴れと雨 繰り返し
余計なものに からかわれても
過ごしするり さざめいて行く
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