道草/
小川 葉
いつまでも
空想してるので
年老いたことも知らない
ランドセルを背負って
横断歩道を渡れば
簡単なことだった
この畑には
背の低い木があったはずだ
僕と年輪を同じくして
立っていたのだ
それはいつまでも
昨日のことだ
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