ヒデキチサイコー/ポロリ
 
利休といえば、わび・さび・かろみという、日本の三大美の功労者という記憶から逃れられません。なので、秀吉に関して、キンキラキンでわび・さびもわからなかった政治家としか、僕には思えなかったのです。
 しかし、この観念は間違いではないかと最近思うようになりました。
 金、というと、どうしてもジョルジュ・サンクの金便器とか、叶姉妹とか、ゴージャスだけど・・・(ex.縁起物)みたいな感覚が私にはあるのです。でも、金の効果はそれだけではなかった。反射によって多様な効果を生じうる媒体でもあったのです。
 秀吉の金の茶室。あの中に朱色のあるいは紫の衣をまとって入ったらどのように見えるのでしょう?あの中で名物はどのような輝きを見せるのでしょう?
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