「ひつうち」/ソティロ
 
であると主張しないことを
たぶん選んだんだと思う










午前四時半、外には光の感じが現れる
空気が拡充して夜の媒介は放散される
ぼくのなかの罪の意識、それが
どこから来たものか、持ち併せていたものなのか
とにかくそれはぼくの深くに沈殿して
流れ出すものとの層を分ける
午前五時、
カーテンの隙間から差し込んだ白い光が
部屋の中を薄く照らしだす
ぼくは重いまぶたを少しだけ閉じている
トゥーレイト、トゥーレイト
ぼくはいつも間に合わない
うつくしい、新しい一日があふれ出している









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