@船 ?/
貴水 水海
あなたを守る星座に導かれるように
あなたは私を漕ぎ続けました
晴れの日も
嵐の日も
時には
涙をこぼしながら
漕ぎ続けました
朝日の照らす中
見える人影
こちらに
大きく手を振っています
私を降りた
ボロボロのあなたを
愛しい人は
抱きしめて
キスを交わしました
こんな美しい光景は
初めて見ました
片寄せ合った
あなた方に見送られて
私は
次の人を乗せるために
帰ります
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