陽が昇る/
進羅
秒針を刻むソレを止めた午前零時
頭痛がする程の静寂が支配した部屋
このまま全てが止まればいいのに
私の時だけ止まればいいのに。
夢に逃げることもできなくて
現実を見ることがこわくて
無音とモノクロにかけた願い
零時一分で死んだ音
無音が響く孤独の間
騒がしい朝日が昇り
全ての時が動き出す
いつもと変わらない
私を殺す今日がくる。
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