「半そで (初夏の風から)」/ベンジャミン
 

季節の変わり目は
こころのどこかが騒がしい

きちっと折り目のついた夏服を
着ている君はいつもと違って見えて
気持ち良さそうに風が吹いてる

話しかけたら
振り向いてくれそうな距離なのに

言葉が見つからない僕は
ひとりで勝手に恥ずかしがって
どこかに隠れたいけれど

僕もすっかり半そでだから
風が笑って通り過ぎるのを

隠れることもできずに見送った

そんなに
わるい気分じゃないけどね

   
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