花束とロストメモリー/Kuro:Neko
 
何時の日からだろう?教えてよ
僕がその距離を誤ったのは…

誰も彼も僕を指を指し嘲笑う
人という輪郭の醜さ
その中で信じられたたった一つの声 心から叫んだ
鼓動は闇に鳴る
全てが立ち止まる
けれどこの手が掴んだ真実は余りに…


花束を手に君に会いに行くよ
誰も知らないあの場所へ

吐息さえ凍る季節に花は色を忘れ去っても
僕の淀んだ胸に君は…いつまでも消えない

降るはずの無い白の中
景色は速度の中僕を置き去りにしていく
忘れえぬ黒の中君は名も知らぬ誰かの接吻を…


そう目に映る全てが透明に歪むのは僕の我侭さ
イタイ事から逃げ出したくて
目を伏せ続
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