薔薇に捧ぐ恋文 /服部 剛
 
お返事を、とても嬉しく読みました。  
君の日記で薔薇の写真を見た時、  
「 あ・・・にてる・・・ 」 
と思ったのでした。  
出逢う花ともかけがえのない「縁」が  
あるのかもしれませんね。 
君の分身のように 
大事な友のように 
薔薇と君が「言葉の無い対話」をしたら
きっと薔薇も喜びに花弁を開くでしょう 
一昨日も草臥れた仕事帰りに
腹ごしらえにファーストフードへ行き 
ハンバーガーを齧りながら僕は
カウンターの中で働く君を 
遠くに咲く花の幻ように
眺めていました  
君は、休憩室に置いた薔薇を
なにげなく同僚に、見せる
僕は、暗闇に咲く薔薇を 
心の目で、みつめる
生きていれば
多少疲れることもありますが 
それらをひっくるめて、 
お互い日々を楽しみましょう。  
そして、よろしくお伝えください・・・ 
すべての寂しい庭に咲くという 
あの唄のような
君の素敵な薔薇に 
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