流れ星/
sui
ひとつの悲しみが
シャボン玉と一緒に消えた
辺りをどんなに見渡しても
答えなんて見つからなかった
雨は降っていなかった
どうせなら夜になる前にと
目を閉じて星を数えた
ひとつふたつと零れ落ちていった
人を好きになるみたいに
誰かの幸せを願うなんて
簡単なことだと思っていた
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